2017年 星座カレンダー

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  • 表紙
  • 1月

    <各月解説>(※諸説あります)
    1月 オリオン座、アルテミス、おおいぬ座、こいぬ座、はと座
    冬の代表、オリオンとその猟犬たち。狩猟と月の女神アルテミスはオリオンの狩人仲間で恋人、ということで友情出演です。のちにオリオンは、アルテミスの双子の兄・アポロン(オリオンが気に入らない)の謀略により、アルテミス自身の手によって射殺されてしまうわけですが…。アポロンシスコン説浮上。

  • 2月

    <各月解説>(※諸説あります)
    2月 ふたご座、ぎょしゃ座、いっかくじゅう座
    白鳥に化けたゼウスとスパルタ王妃レダの間に生まれた2つの卵から生まれた双子(別々の卵からだが)。兄・カストル(右)は馬の達人、弟・ポルックス(左)はボクシングの名手です。ふたご座は眼鏡星とも呼ばれています。後ろにちんまりいるのは、ぎょしゃ座のおじいさんと子ヤギ。このヤギがゼウスを育てた雌ヤギ・・・らしい?

  • 3月

    <各月解説>(※諸説あります)
    3月 かに座、うみへび座、しし座、かみのけ座、おおぐま座、こぐま座、ヘラクレス
    ヘラクレスに退治されてしまった怪物星座たちです。うみへび座のヒュドラとかに座は友達。ヒュドラvsヘラクレスの戦いに加勢した蟹でしたが、ヘラクレスも気づかないうちに踏まれてやられてしまうという切ないエピソードが。下のほうにヘラクレスがいますよ…にげてー!
    後ろにいるのはおおぐま・こぐま座親子。おおぐま座はゼウスの浮気相手のニンフでアルテミスの侍女の一人・カリスト。怒ったアルテミスに熊の姿に変えられてしまいました。

  • 4月

    <各月解説>(※諸説あります)
    4月 しし座、からす座、コップ座、かんむり座(アリアドネとディオニューソス)、おとめ座、ハデス
    カラスはかつて、白くて人の言葉が話せたそうです。でも嘘つきだったために、アポロンに黒くされ、言葉もしゃべれないようにされたとか。
    かんむり座のおはなしは、テーセウス(ミノタウロスを倒した英雄)にフラれて傷心のアリアドネを酒神ディオニューソスが見初め、うまいこと慰めて(笑)最終的におしどり夫婦に収まる話。かんむりはアリアドネが元からつけていた説とディオニューソスにもらった説があります。ちなみにミノタウロスはアリアドネの弟だったり。

  • 5月

    <各月解説>(※諸説あります)
    5月 おとめ座、ハデス、ヘラクレス座
    おとめ座のコレーは豊穣の女神デーメーテールの娘で、ある日冥府の王ハデスに連れ去られてしまった。デーメーテールは悲しんで内にこもってしまったため、地上は冬のようになってしまった。ハデスに頼み、コレー(冥府の女王としては「ペルセポネー」と改名)は地上に戻ることになったが、1年の1/3は冥府で過ごすこととなった(冥府の食べ物を口にすると、冥府にとどまらなくてはならないが、ペルセポネーは冥府のざくろ12粒のうち4粒だけ口にした)。結果、地上で母と過ごす8か月が春・夏・秋、冥府に帰っている4か月間が冬となった。という季節が生まれた話。ハデス、そんなに悪い奴じゃないと思いますよ…。ペルセポネーもだんだん心を開いていきますし。

  • 6月

    <各月解説>(※諸説あります)
    6月 てんびん座、へびつかい座、こと座(オルフェウスとエウリディケ)
    てんびん座のてんびんは、女神アストライアーが持っていた正義をはかる天秤。人の魂をのせて、その善悪をはかります。
    へびつかい座は、からす座のカラスに騙されたアポロンが誤って射て死なせてしまった恋人コローニスのお腹にいた子。いて座のケイローンに育てられて立派な医者になりました。(立派になりすぎてその後悲劇が待ち受けていたりするが)
    こと座のおはなしは、オルフェウス(竪琴の名人)とその妻エウリディケで、「地獄から帰るときは決して振り返ってはいけない」というアレ。

  • 7月

    <各月解説>(※諸説あります)
    7月 さそり座、わし座、はくちょう座、ガニメーデス(みずがめ座)、いて座、や座
    夏の代表格の星座たち。わし座はみずがめ座の美少年ガニメーデスをさらうためにゼウスが遣わした大鷲です。はくちょう座もゼウスです。や座もゼウスの放った雷の矢。どこにでもいるな、ゼウス…。
    さそり座のサソリは、オリオンを倒したちいさなサソリといわれています。(オリオンの死因は諸説あり)

  • 8月

    <各月解説>(※諸説あります)
    8月 いて座、ケフェウス座、カシオペア座、アンドロメダ座、化けくじら(くじら座)、こぎつね座
    いて座はケンタウロスの賢者ケイローン。アルテミス先生に狩猟を習っていましたが、クラスメイトのヘラクレスの喧嘩の仲裁をしようとして、ヘラクレスの毒矢(かつて倒したヒュドラの毒が塗ってある…死ぬまで猛烈な苦しみに襲われるらしい)にあたってしまいます。ケイローンは不死身が仇となってしまい、永遠に続く毒の苦しみから解放されるため、不死身を捨てることになります。
    後ろの人たち(ケフェウス王、カシオペア王妃、アンドロメダ王女)のおはなしは、10月に続きます。

  • 9月

    <各月解説>(※諸説あります)
    9月 やぎ座、みずがめ座、みなみのうお座、いるか座、アリオン
    水関連の星座たち。やぎ座は牧神パーンです。ディオニューソス主催の宴会に突如現れた怪物テュポンから逃げる際に、魚になって逃げようとしたところ変身に失敗し半分だけ魚になってしまったという。その姿に大ウケした神々が記念写真とばかりに星座にした。パーン本人はへこんでるかと思いきや、その好評ぶりに意外ともまんざらでもないポジティブさ。みずがめ座のガニメーデスもまた、さらわれてもまあ、それはそれでとポジティブだったひとり。みなみのうお座は、同じくテュポンから逃げるときに変身したうお座の親魚(アフロディーテ)といわれています。いるか座のイルカたちは、オルフェウスと並ぶ竪琴の名人・アリオンが海賊に襲われ海に飛び込んだ時に助けてくれたイルカたちです。

  • 10月

    <各月解説>(※諸説あります)
    10月 くじら座、アンドロメダ座、ペルセウス座、ペガスス座
    エチオピアのカシオペア王妃が娘・アンドロメダの美貌自慢をしすぎて、これまた美貌自慢の海のニンフの怒りを買ったために、海神ポセイドンが放った化けクジラです。海の怒りをを鎮めるため、ケフェウス王は泣く泣くアンドロメダを化けクジラの生贄に。クジラがアンドロメダに襲い掛かろうとしたその時、たまたまメデューサを倒した帰り道のペルセウスが通りかかり、あらよっとクジラを石にしてアンドロメダを助けました。余談ですが、くじら座のビジュアルが、結構好きです。この絶妙な気味の悪さがたまらんですね。

  • 11月

    <各月解説>(※諸説あります)
    11月 おひつじ座、うお座(アフロディーテとエロス)、パーン(やぎ座)、アリアドネ、ディオニューソス、テュポン 他
    おひつじ座は、アタマス王の双子の子ども(兄プリクソスと妹ヘレー)を助けるためゼウスが遣わした、金色の毛の超速で空を駆ける羊。この金羊毛をめぐる話がアルゴ遠征隊の冒険譚となります。気になる方は調べてみては。後ろにいるのはうお座のアフロディーテとエロス親子。テュポンから逃げる際に、離れ離れにならないよう、お互いを結びます。さらに後ろではディオニューソスの宴会が開かれています。ちゃっかり横にアリアドネも参加させてみました。変身前のパーンもいますよ。あと、志村うしろ!的なテュポン。

  • 12月

    <各月解説>(※諸説あります)
    12月 おうし座、エウロペ、エリダヌス座(落ちたアポロンの馬車) またまた出ましたゼウスが化けた牡牛です。この時さらってきたエウロペがヨーロッパの語源になったんだとか。エリダヌス座はちょっと切ないおはなし。アポロンの息子・パエトーンは自分がアポロンの子だと友達に信じてもらえません。そこで、アポロンに会いに行き、太陽の馬車を引かせてくれと頼みます。かわいい息子の頼みを断れなかったアポロンは承諾しますが、気性の荒い馬たちの引く馬車は、案の定暴走。見かねたゼウスは雷を放ち、パエトーンごとエリダヌス河に馬車を落としました。哀れパエトーン…。

2017年のカレンダーは星座です。
星座にまつわる神話をモチーフに、イラストを描きました。


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